障サ県公安局は4日、不法な植物栽培の容疑で容疑者2人を逮捕した。山地の奥深くで不法に3万株以上のケシの花を栽培した容疑で逮捕された容疑者だが、種を買い間違えたと供述している。
障サ県公安局南化派出所の警察官が4日に巡邏中、朝6時頃に羅堰村二組で付近の住民が家の門にカギをかけ、大急ぎで山へ走っていくのを見かけた。最初は農作業に出かけたのだろうと考えていたが、住民が慌てた様子だったために疑いを持った警察官がこっそり後をつけたところ、この住民が山奥の斜面で鎌をふるって作物を刈っている姿を発見した。現場にたどり着いた警察官は、一面に咲く赤や白のケシの花に驚くこととなった。
警察官は作業中の容疑者を拘束し、現場を破壊することを阻止。調査により、問題の住民の劉容疑者(58歳)は同地に2万1500株のケシを栽培しており、また近くにもう一カ所、約1万株が植えられた場所があることが明らかになった。劉容疑者と甥が現在、警察に拘留されている。
「人民網日本語版」2012年5月8日