▽カルチャーギャップが自分の中で程良くミックス
Mike隋の動画には、中国人の英語学習と外国人の中国語学習の特色が良く現れている。両者の相違点とは何か?特に、中国人の英語学習法について、彼は独自の観点を持っている。
Mike隋は、外国人が中国語を学ぶのに比べ、中国人が英語を学ぶ方がやや難しいとの見方を示す。というもの、英語は音節が多く、胸腔に響かせる音が多いからだ。一方、中国語には口腔内で響かせる音が多いため、中国語の発音に慣れた人間が英語を発音する時、正確な発音がやり辛い。また、英語には口周りの筋肉を使って出す音が多く、英語を母語とする人がその他の言語を発音する際には、比較的スムーズに発音できる。
言語の性質上の違いのほか、米中両国にはカルチャーギャプも多く存在するとMike隋は指摘する。中国文化の最も大きな特徴のひとつは、「含みがある」ことだ。これに対し、米国の文化は、開放的で、感化力が高く、浸透力が強い。「『含みがある』というのは悪い言い方をすれば、遠まわしで回りくどい。しかし実際には、この含みのある言葉が、相手の面子を保ったり、自分の器を大きくみせたりすることが多々ある。一方の米国文化は伝達力が強い。強い伝達力は、押し付けがましくなるきらいがある」と彼は指摘した。
違いは多々あれ、9分間の動画を見て、彼が持っている米国式の自由奔放さと中国式の控えめさという2種の異なる文化が見事に融合していると誰もが感じた。「僕は、中国と米国の文化の違いを自ら表現したとは全く思っていません。なぜなら、これら2種類の文化は、僕の身体の中ですでに一つに融け合っているからです」と彼は語った。
「人民網日本語版」2012年5月8日