北京第八中学(中高一貫校に相当)が開設している、小学生の子供に英才教育を施し、4年後に大学入試試験を受けさせる「少児クラス」の入学試験が13日開催。1千人余りの小学生が同校に集まった。北京市の政府紙「北京日報」が報じた。
通称「神童クラス」の同クラスの試験開始までまだ1時間以上ある同日早朝6時50分、同校の南と北の門の外にはすでに、多くの学生や保護者が集まっていた。ある保護者は取材に対して、「朝陽区に住んでいるけど、遅れるとたいへんなので、早めに来た」と子供のために水を注ぎながら答えた。
「お母さん、私の鉛筆は?」。南門の外で、ある女の子がそう叫ぶと、自転車を停め終わったばかりの母親が急いでやって来て、カバンの中から筆箱を取り出して渡した。すると女の子は、筆箱を周りの同級生に見せながら、「見て、私準備ばっちりでしょ!」と自慢げに話していた。
それほど広くない学校の前の道路では、交通警察が交通整理をしていたが、それでも子供を送ってきた保護者の車で渋滞が起こっていた。
キャンパスの混雑を防ぐため、同校は受験生のみの進入を許可し、保護者は入ることができなかった。その後試験終了10分前、送り迎え証明書を有している保護者はキャンパスに入って待つことが認められた。この送り迎え証明書には北門から入ることのできる緑のものと、南門から入るピンクのカード2種類がある。