▽「天才児童」に対する保護者の見方は以前に比べ理性的に
取材をしていると、子供を同クラスに入学させたいと考える保護者の多くが、自分の子供が非凡な才能を持っていると信じていることが分かった。「試しもしないのは損」というわけだ。さらに普通、小学生5年生から高校3年生までの8年間で学ぶ内容を、同クラスなら半分の4年で学び終え、そのまま大学受験を受けることができるため、「中学受験」や「高校受験」のつらさを味わわなくても良いというのも魅力の一つのようだ。一方、「子供に世間を知ってもらいたい」との思いの保護者もいた。
同校は今年の入試受験者数を公表していない。また、これまでと同じく、社会の育成機構が試験問題を研究し、試験対策のクラスなどを設けるのを防止するために、試験問題も公表されない。
ただ、ある教師は、少児クラスは開設されて27年になるが、全体的に見て、保護者の「天才児童」という言葉に対する理解はより理性的になり、成熟してきているとの見方を示している。
今回の入試終了後、200人の学生が選出され、第2段の試験を実施。それから5-60人の学生を選び、1週間の仮入学期間を実施。それに合格した約30人の学生だけが、晴れて正式入学となる。
これまでに、西城区育民小学や実験第二小学、中関村第一小学校、育英学校、景山学校、光明小学、北京師範大学実験小学など、北京市全体で計182校の小学校が同クラスに学生を送り込んでいる。
「人民網日本語版」2012年5月17日