北京では、滞在が72時間以内の外国人に対するビザ免除措置が近く実施される見込みとなった。北京青年報が報じた。
北京市公安局の傅政華局長は、「72時間以内の滞在を対象とするビザ免除措置の実施に向け、準備作業を進めている。実施にはより良い環境が必要となる」と述べた。
北京市公安局は、今年5月15日から8月末まで、首都における外国人に関連した治安秩序を維持する目的で、「三非(不法入国、不法滞在、不法就労)」外国人を対象とした「100日特別一斉取り締まり」キャンペーンを展開している。取り締り期間中、市民が「三非」外国人に関する情報提供を行うための通報ホットラインが設けられ、犯罪行為をはたらいた外国人は刑事的責任を問われる。 傅局長は、「最近講じられた違法犯罪行為に対する一連の管理措置は、ごく正常な警務行為であり、北京を訪れる多くの外国人の合法的権益を保障するための重要措置だ。また、法治国家であればどこの国でも実施する当然の措置といえよう」とコメントしている。
北京には約20万人の外国人がいる。北京に住む721人の外国人が、2004年から今までに、中国のグリーンカード「中国永久居留資格」を取得している。
「人民網日本語版」2012年5月28日