武漢大学で学生寮の女子学生4人が校内で撮影したウェディングドレス姿の卒業記念写真がマイクロブログで人気を集めている。
この写真は武漢大学の女子学生4人が卒業写真として撮影したものだ。写真中の学生の一人の王さんは「勉強も終わって、全力を出し切った」とコメントしている。写真をみたある学生は「私も来年撮影したくなった」と語っている。王さんによると、プリント費用を除いた撮影費用は1人あたり150元だという。
ここ数年、大学生の卒業記念写真には「出稼ぎ労働者版」、「中華民国版」など様々な個性的なスタイルが登場し、蘇州の大学では「自殺版」まで存在しているという。今回の武漢大学の「ウェディングドレス版」卒業写真は多くの学生から好評を得ている。武漢大学新聞学院2年生の李小燕さんは、自分も卒業時にはこうしたきれいな写真を撮影したいと語る。
厦門(アモイ)大学教育学院の博士課程指導教官、別敦栄氏はこうした現象について次のように語る。今の大学生は思想がますます多元化し個性を追求しているため、様々な卒業写真が登場するのはごく自然なことで、大騒ぎする必要はない。しかし「節度」というものは大事であり、他人の反感を買うようなものはよくない。
華師社会学院の教師、金小紅氏は社会心理学の角度から様々なスタイルの卒業写真を分析している。金氏によると、こうした現象が出現する原因は複雑で、現代社会が卒業生に与えている大きなストレスと寛容な世論環境による総合的な作用によるものだ。「現代の人々は大きなストレスを感じている。学生はまだ若く、特殊な年齢層に属し、就職や大学院入試試験の圧力にさらされ、ストレス解消方法を必要としている。」大学生が卒業時に「馬鹿騒ぎ」をするのは昔から見られたことで、従来は外的な雰囲気の影響を受けて比較的保守的な行動に留まっていた。しかし現在の開放的な世論環境では、学生たちの「目新しい」行動を社会が寛容に受け入れているという。「武漢晩報」が伝えた。