米連邦捜査局(FBI)は現在、中国語やアラビア語、ダリー語(アフガニスタンの公用語の一つ)、ヘブライ語、ペルシア語(イランを中心に中東で使われている言語)、韓国語、パシュトー語(パキスタン西部で使われている言語)、ソマリ語(東アフリカに居住するソマリ族の言語)、スペイン語などが堪能な人材を必要としている。該当する応募希望者は必ず米国国籍を持ち、過去5年のうち最低3年は米国で暮らし、英語に加えて上記の外国語のヒアリングや話す、書くといった分野でプロフェッショナルな能力を身につけていること、さらにパソコンの使用に熟達していることが求められている。中国紙「広州日報」が報じた。
▽最高時給3280円
筆記試験や面接に合格した応募者にはその後、背景に関する厳格な審査が実施される。最終的に残った応募者はまず契約社員として雇用され、将来的には正式な職員として雇用される可能性もある。契約社員の場合、該当地域のFBI事務所で非正規社員として働き、外国語の熟練度に基づき、1時間21-41ドル((約1680-3280円)の賃金が支給される。
FBIは25日、米国ヒューストンで第1回目となる外国語人材の採用試験を開催。コミュニティ・カレッジ(2年制大学)6校からなる、ヒューストン・コミュニティ・カレッジの会議センター内にはさまざまな人種の応募者が長蛇の列を作り、2時間で300人近くが応募用紙に必要事項を書き込み、5時間に及ぶ外国語試験に臨んだ。