中国広東省から診察に来た2歳の男児が鳥インフルエンザウイルス(H5型)に感染していることが確認されたのを受けて、香港特別行政区政府食物・衛生局の周一岳局長は2日、「すでに対応措置を取っている。現在のところ感染の拡大は報告されていない」と発表した。
それによると、香港の公立病院では、患者の面会を制限し、感染の疑いがある人への観察を強めるなどして対策を取っている。また、生きた家禽類の輸入や販売に対する監視も強化しているという。
同時に、広東省では、男児と密接に接触した可能性のある人を追跡調査し、その健康状態を観察しています。広東省の衛生当局によると、2日午後5時半までに異常はないという。
「中国国際放送局 日本語部」 2012年6月3日