日本は世界で地震は最も多発する国で、太平洋地震圏に位置するため、1年で発生する有感地震は1000回以上、マグニチュード6以上の地震も特別に珍しいものではない。このような環境にあって、日本人の防災知識はほかの国よりはるかに優れているが、それでも多くの人が生き延びるチャンスを失っている。これはどういうことだろう。日本メディアは以下のように総括した。
1. 成り行き任せ
多くの人は心の底では危険の存在を認めたくないもので、いつもまだ正常な範囲にいると自分を慰めがちだ。振動が発生していても、「たいしたことはないだろう」という成り行き任せな気持ちで、行動にでなかったために、生き延びるチャンスを失うことになった。
2、共同行動の心理
多くの人は災難が発生してから不安になったものの、自分で判断せず、他人のやり方をみて行動した。「さっさと逃げるべきでは」という考えがあっても、周りの人が動かないのを見て、自分も直ぐに逃げなかった。
3、避難にかかる対価を嫌がる
多くの人は避難情報を受けとっても、自分がやっている仕事を中断したくない。また、その後、ちらかったものを整理することをいやがって、数回無駄に驚いてからもっと避難したくなくなり、生き延びる一番良いチャンスを失った。
4、人目を気にしすぎ
日本人は人目を非常に気にかけるため、会社で危険を感じても最初に逃たくない。それでは最高の生き延びるチャンスを失いがちだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年6月18日