香港のエアコン設定温度は世界で最も低いとされているが、4頭のパンダも香港のホワイトカラー同様、エアコンの効いた部屋から一歩も出ようとせず、食料と水が十分にあり、音楽やおもちゃで楽しめる室内に閉じこもっている。楽楽と盈盈が住む「アジア動物天地」はまさに豪邸で、滝、川、本物の雪があり、四川省を忘れるほど香港の暮らしを楽しんでいる。
胡さんは、「パンダたちは、中国語と英語が混じった香港の言語環境に慣れました。飼育員は中国共通語で盈盈や楽楽の名前を呼び、英語で『down』、『go』と指示し、広東語で木登りをさせます」と語った。
パンダたちも「不夜城」に生活し、パーティーに親しむようになった。盛大な誕生パーティー、パンダ館の新館移転日、香港入居記念日等の際には、ハーゲンダッツ特注の人参と笹によるアイスケーキや、大好きなヤクルトや香港の大豆系飲料「Vitasoy」が並べられる。祝館長は、「これによりパンダに新鮮な刺激を与え、自然な行為と技能を身に着けてもらいます」と述べた。
「人民網日本語版」2012年6月18日