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海外メディアによると、カナダで中国人留学生・林俊さんが殺害され、バラバラに切断された遺体の一部が地元の政党事務所などに送り付けられた猟奇事件で、ドイツで逮捕されたルーカ・マグノッタ容疑者(29)の身柄はこのほど、カナダ警察に引き渡された。現地時間18日夜、軍用機に乗せられた同容疑者は、カナダのモントリオール・ミラベル国際空港に到着したという。中国国営の通信社「中国新聞社」(電子版)が19日付で報じた。
現地時間夜7時ごろ、カナダ警察の車両がミラベル空港を後にした。同空港は通常、旅客サービスは提供されない。警察報道官はマグノッタ容疑者を拘禁する具体的な場所は公表していない。
マグノッタ容疑者は、林さんを殺害し、遺体を切断する過程を撮影。動画をインターネット上に公開するなどして、世の中を震撼させた。同容疑者は事件後、まずフランスに空路で逃げ、その後ドイツのインターネットで身柄を拘束された。
「人民網日本語版」2012年6月19日