「皆の卒業写真は時代遅れだ。この家族写真を見て!」というタイトルの写真があるウェブサイトに掲載されている。写真には黒い学士服を着た笑顔の男性と女性が写っているが、男性は腕に1歳にもならないと見られる乳児を抱き、女性は傍らの2ー3歳の男の子の手を引いている。
「この可愛い子供たちは通行人から借りたんだ。」重慶郵電大学の2008年度クラスの卒業生であるこのカップルは語る。この卒業写真は大学での恋愛の記念として撮影したもので、これから一緒に別の都市へ行って働き生活する彼らは「3ー5年後には本物の『全家福』(家族写真)を撮影できるだろう」と話している。
ウェブサイトのこの「家族写真」は18日午後にはアクセス数が1万以上に達し、他のサイトにも転載されて話題を呼んでいる。
この写真は重慶郵電大学メディア学院の2009年度の学生、李想さんが撮影した。写真の中の男女は李さんの親友カップルで、卒業を控えた2008年度の学生だ。彼らの恋愛を見守ってきた李さんは、卒業後に別の都市へ行って暮らす彼らカップルに「彼らがこれからも幸せに暮らして、早く本当の家族写真が撮影できるよう祈っている」と祝福している。「華竜網・重慶晨報」が伝えた。
「人民網日本語版」2012年6月20日