北京のある宝くじ購入者が先ごろ5億7千万元の宝くじに当選したニュースが伝えられると、多くの人が羨望すると同時に、宝くじで一攫千金を夢見る購入者がさらにその決心を固めているようだ。北京師範大学中国宝くじ事業研究センターの報告によると、現在中国で宝くじを購入している人は2億人以上に達し、「中毒」のようにはまっている購入者は約700万人、特に深刻な状態の人は43万人以上に達することが明らかになった。「中毒者」の多くは収入につりあわない桁違いの時間やお金を宝くじ購入に投じ、心理的に深刻な依存状態にあるという。専門家は「宝くじ設立の主旨は一般市民の寄付活動を奨励するためのもので、宝くじは公益面で重要な役割を果たしている。一般市民は宝くじ購入の際には理性を保つように心がけるべきだ。勤労により豊かになることこそ正しい道だ」とアドバイスしている。「新華網」が伝えた。