宮田聡美さんは6年前、日本から単身中国にやって来た。それから6年後、広東外語外貿大学南国商学院のベテラン教員となった宮田さんは、ボランティア活動にも精を出している。災害被災地に幾度となく寄付したほか、4年間に献血した血液の総量は4800ミリリットルに達した。 これは、大人の全身を流れる血液より多い量だ。広州日報が報じた。
▽「広州市無償献血二等賞」を獲得
宮田さんが初めて献血したのは、高校に通っていた16歳の時だった。「献血は、誰もができるボランティア」という彼女は、中国に渡った後、勤務する学校が催す献血活動に熱心に参加した。これ以外にも、献血ステーションに頻繁に足を運び、自ら進んで献血した。
一度献血すると、次の献血までは半年間以上間を開けなければならない。しかし、佛山や珠海などの都市を行き来している宮田さんは、移動献血車を見るたびに、つい献血をしてしまう。わずか4年間で、彼女が献血した血液の総量は4800ミリリットルに達した。広州市政府は、彼女のボランティア精神をたたえ、「広州市無償献血二等賞」を授与した
▽趣味は中国茶道、「マージャンもマスターしたい」
コミュニケーション上の困難から、宮田さんが外に遊びに行くことは少ない。その代わりに、自宅で中国の茶文化について学ぶのが大好きという。すでに、功夫茶(中国茶道)の腕前はかなりのものだ。また、中国各地の茶道具や茶葉のコレクションにも熱中している。
いつの間にか、宮田さんの中国生活も6年目に入った。「こちらでの生活は、食べ物も口に合い、落ち着いた毎日を過ごせ、仕事にもやりがいを感じている。日本に帰ることは、もうどうでも良くなった」と話す彼女は、このまま老後を中国で過ごしても良いとも思っているようだ。「もし、中国で老後を送るなら、是非マージャンをマスターしたい」と楽しそうに語った。
「人民網日本語版」2012年6月26日