各旅行会社の情報によると、人気観光ルートのツアー客数が7月に倍増し、価格が10-20%上昇した。家族旅行、卒業旅行、レジャー・バカンス旅行が主力商品となっている。新京報が伝えた。
◆乗り継ぎ便がお得
オリンピックと夏季(中国の観光シーズン)の影響を受け、中国国内の各大都市では、ロンドン便の価格が高騰している。各地のロンドン便のチケット価格は、7月に前年同月比で約50%増となった。総合旅行サイト・酷訊旅遊網のデータによると、北京からのロンドン直行便(片道)は、6月28日時点で約5500元(約6万8750円、税抜き価格)に達し、7月25日の価格は8000元(約10万円)に近づいており、一部の便では満席が目立っている。
酷訊旅遊網の李超氏は、「五輪開催期間、北京からロンドンまでの便の搭乗率は90%以上に達し、一部の便では満席となる見通しだ。直行便は割高で、交通費を節約したいならば、乗り継ぎ便を節約するのもよいだろう。エールフランス、KLMオランダ航空、キャセイパシフィック航空、カタール航空、ルフトハンザドイツ航空等の航空各社は、本国を乗継地点とするロンドン便を開通しており、最低で直通便の半額となる」と述べた。
他にも、ソウル、東京、バンコク、シンガポール等の都市、モルディブ、バリ島、プーケット、沖縄等の島も人気だ。今夏は豪華客船ツアーも注目を浴びており、価格が安定しており、家族旅行に適している。
◆桂林旅行が人気
国内旅行について、携程旅遊の何勇・業務部副総経理は、「7月の旅客数は6月から倍増しており、卒業旅行と家族旅行が多い。高校受験と大学受験が終了し、桂林の団体ツアー・個人旅行が増加している。家族旅行が人気で、児童の占める比率が高まっている。航空券とホテルの価格が高騰し、中国国内ツアーの夏季の価格は、6月比で10-20%増に達する。各地のアモイ便の価格は60-70%増となっており、鼓浪嶋(コロンス島)ツアーの価格も高騰している。アモイのパック旅行の価格は、300-400元(約3750-5000円)増となっている」と述べた。
「人民網日本語版」2012年7月4日