中国の女子卓球チームは8日、世界ランキング2位の劉詩ウェン選手(21、ウェン=雨かんむりに文)がロンドン五輪の補欠に選ばれたと発表した。
国際卓球連盟(ITTF) は2008年の北京五輪の際に、団体戦の規定を一部変更し、負傷などで出場不可能になった選手の代替要員として男女各1人の予備登録を認めた。
そのため、中国の男子卓球チームは7日、代替要員として、馬琳選手(30)の代わりに期待の若手・許キン選手(20、キン=日へんに斤)の抜擢を発表していた。
卓球ワールドカップ2011やアジアカップ2012で優勝を果たした劉選手は、世界卓球選手権2012ドルトムント大会やワールドカップ2011の団体戦を制した中国チームのメンバーだった。施之皓・女子代表監督は劉選手を選んだ理由について、「一番大きな要因はそれだけの実力を備えているから。さらに、2016年のブラジル・リオデジャネイロ五輪を見据え、若手に経験を積ませたい」と語った。
「人民網日本語版」2012年7月9日