「かわいすぎる」、「実写版『烏龍院』が新都宝光寺で上演された」--このほど「3人の小僧さん、宝光寺に現る」とする画像がミニブログで好評を博し、数時間内にアクセス数が10万件を突破した。華西都市報が伝えた。
新都宝光寺は10日午後、この「3人の小僧さん」は参拝客であると回答した。3人の児童の母親は、オーダーメイドの袈裟を着せただけで、本物の「小僧」ではないと述べた。
画像を公開したネットユーザーの余さんは、「先週土曜日、かわいらしい3人の小僧さんを見つけた。写真を撮影してから公開したが、これほど人気が出るとは思わなかった」と語った。
◆3人の小僧さんに遭遇
7月7日午後5時、SNSを通じてある画像が公開された。袈裟に似た服を着た3人の児童が布製のリュックを背負い、つるつるした頭を揺らし寺の中を歩き、かわいらしい後ろ姿が印象的だ。わずか3時間で、画像のアクセス数が10万件を突破した。
これらの画像を公開した余さんは、これほど人気が出るとは思わず驚き、怖くなったという。余さんは新都区の大学生で、7日午前11時過ぎ、友人とともに新都宝光寺を訪れた。当日は雨がぱらつき参拝客の姿がまばらであった。二人は出口にやってくると、この「3人の小僧さん」を偶然目にした。「3人は袈裟のような服を着て、布製のリュックを背負い、頭がツルツルで、かわいらしかった」。
◆宝光寺:3人の小僧さんは参拝客
記者は10日午前、新都区民宗局の何江林局長に連絡した。何局長は、「3人の小僧さん」は参拝客であり、具体的な情報については明らかでないと語った。
新都宝光寺は10日午後、「宗教の関連法によると、満18歳の公民は信仰の自由を与えられるため、三宝に帰依し、自ら出家することができる。病院の身体検査で異常が見つからなければ、寺院で1年以上の審査を経た上で、髪を剃り沙弥となることができる。ネット上で伝えられている『3人の小僧さん』は参拝に訪れた児童で、袈裟に似た子供服を着ていたため誤解された」と表明した。
◆母親:「袈裟」を特注
3人の児童の母親は、「10日午前に友人から電話連絡を受け、子供の画像がネット上で公開されたことを知った。私は遼寧省出身で、一家で新都区に暮らしている。3人の息子のうち、長男は4歳で、2歳の次男と三男は双子だ」と語った。
この母親は仏教を信仰しているため、3人の息子のために袈裟を1着56元(約700円)でオーダーメイドした。3人はふだん幼稚園に通う時は普通の子供服を着用するが、週末になると「袈裟」の着用を自ら求めるという。母親はまた寺でボランティア活動に参加するため、子供たちも週末であればついていくそうだ。
母親は、「ネット上でこれほど注目されるとは思わなかった。何事もなく収まってほしい」と語った。
「人民網日本語版」2012年7月11日