日本の九州北部は14日未明も豪雨に見舞われて河川が氾濫し、約24万人に避難指示が出された。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
気象庁は局地的に1時間に80ミリ以上の雨が降る恐れがあるとして、土砂災害への警戒を呼びかけた。福岡、佐賀、熊本、大分4県の計8万5000世帯、24万人に避難指示または避難勧告が出された。このうち福岡県柳川市と八女市では河川の氾濫がひどく、全市民に避難指示が出された。
国土交通省九州地方整備局によると14日朝、大分県中津市の山国川が氾濫し、同県日田市の花月川でも40メートルにわたり堤防が決壊した。大分県の広瀬勝貞知事は日田市の被災者救援のため自衛隊の派遣を要請した。
九州北部では今月11日から豪雨が続き、河川の氾濫、土石流、土砂崩れで20人が死亡し、8人が行方不明となっている。
「人民網日本語版」2012年7月15日