言語学が専門の陳原氏は、「新語は次から次へと生まれるので、新語の選定作業には、それらの収集・査定・選別を絶えず行うことが必要であり、その後、権威ある字典で正式に認定される」との見方を示した。
江会長は、「国民にとってより役立つ存在となるため、『現代漢語詞典』第6版では、一部語句の発音表記と語形が増加・修正された。たとえば、すでに定着している外来語の読み方は、親字から引けるようにした。例えば「打的(dadi、タクシーに乗る)」の「的(di)」「拝拝(baibai、バイバイ)」の「拝(bai)」など。また、言語文字の規格についても、語句の読み方が調整され、「唯唯諾諾」の発音表記は、「wei(3)wei(3)nuo(4)nuo(4)」から「wei(2)wei(2)nuo(4)nuo(4)」に改められた。また、広範に用いられている語句の語形・意味も確定された。例えば、「標識」という言葉は、従来は「『標志』の異形語。発音は『biaozhi』 」と解説されていただけだったが、今回の改訂では、「biaoshi」の発音が追加され、意味についても、1標示・識別 2識別するために用いられる記号と改められた。
また、第6版では、「CPI(消費者物価指数)」「PPI(工業製品出荷価格指数)」「PM2.5(大気中の直径2.5ミクロン以下の微小粒子状物質)」「ETC(電子式料金自動収受システム)」「ECFA(台湾海峡両岸経済協力枠組み協定)」「FTA(自由貿易協定)」などの頭文字を取った語も新たに登場した。(編集KM)
*◆は石へんに炭 *●は石へんに並
「人民網日本語版」2012年7月16日