しかし、一部の人たちが述べているように、オリンピックというのは世界のスポーツの祭典であり、ある意味では一国、一地域のソフトパワーを示す大イベントであるので、いろいろな面で厳しく律されることも当然である。例えば、アンチ・ドーピング検査がそれである。最近は、外国産牛肉などの飼料に、肉類の赤身を増すための添加剤が混入されているケースが増えており、こうした添加剤の混入された肉類を食べたために尿検査で陽性反応となるケースがあることも伝えられている。また、保健のために引用した医薬にも要注意のものがあると聞く。せっかく四年間トレーニングに励んできたのに、それが台なしになることは選手にとっても、無念であろうし、また、フェアプレイで正々堂々と戦うイメージも台なしとなる。この面において、厳しく自己を律するよう願いたい。
この四年間の実績をざって見ただけだが、世界各国、各地域のスポーツ界の動きを勘案してみても、中国スポーツ界はこの四年間にスムーズに発展をとげている。プレッシャーをはねのけて、正々堂々と戦ってもらいたい。一スポーツファンとして、月末からのスポーツの祭典での中国選手の健闘を期待している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月17日