北京からひたすら南下、3カ月間の走行距離は2万キロ、訪れた都市は33都市-----。1980年代生まれの「専業パパ」が、妻と9カ月になる長女と一緒に、マイカーによる旅を実現させた。北京市朝陽区八里庄東里社区に住む宝超さんが、子連れマイカー旅行の様子をネット掲示板に公開し始めたところ、アクセス数が13万回を超えた。「専業パパ」宝超さんが決行した旅について、称賛の声が上がる一方、旅行では苦労も多く、赤ん坊の成長に決してプラスにはならないと指摘するネットユーザーもいた。北京の地元紙・新京報が伝えた。
▽生後9カ月の長女を連れ中国西南部の旅に
幼児早期教育クラスの教室の外で、1歳半になる蔓蔓ちゃんは、ベビーカーの中で熟睡していた。周囲がどんなに騒がしくても、全く我関せずといった感じだ。クラスが始まる午後5時になったので、お母さんは仕方なく熟睡する蔓蔓ちゃんを揺さぶって起こした。心地よい眠りから起こされて最初はやや不機嫌だった蔓蔓ちゃんだったが、教室に入って間もなくすると、お友達ときゃあきゃあと走り回って遊び始めた。蔓蔓ちゃんの父親・宝超さんは、PCを開き、子連れマイカー旅行についての書き込みを更新し始めた。
昨年1月に蔓蔓ちゃんが誕生、父親の宝超さんはフルタイム・ファーザー(専業パパ)になった。旅行が大好きな宝超さんは、これまでに何度も南方を旅した経験がある。蔓蔓ちゃんが9カ月になった時、再び南方へ旅行しようと決めた。今度は、娘を連れての旅だ。 同じく旅行好きの妻は、一も二もなく賛成した。そして、昨年10月、走行距離13万キロの「古びた愛車」は、一家3人を乗せて南方に向け出発した。