中央テレビのニュース番組に15日未明、従来江蘇都市チャンネルの番組「南京ゼロ距離」を担当していたアナウンサー、徐卓陽氏が登場した。
多くの南京市民にとって徐氏は知らない人間ではなく、また武漢人にとってはおなじみの顔でもある。1985年に黄石で生まれた徐卓陽氏は武漢大学歴史学部2004級の人文科学試験クラスの卒業生だ。「当時武漢大学を志望したのは、同大学の弁論コンテストを見てそのすごさを知ったためだ。」徐氏は「弁論コンテストが学生の武漢大学のイメージを大きく変えた」と語る。徐氏は2年生の時から3年連続で同校の弁論の最高賞を獲得すると同時に、2007年度の武漢大学の有名学生の10人にも選ばれている。第6回中央テレビ局アナウンサーコンテストで昨年、徐氏は銀賞に輝き、ごく自然に中央テレビと縁を結んだ。
中央テレビのアナウンサーになる前、徐氏はそれほど有名ではなかった。徐氏は武漢大学弁論チームが2010年に国際大学弁論コンテストで優勝したのをその目で見てきたが、当時は有名なメンバーの「コーチ」としての立場だった。徐氏は仕事を始めてからも毎日退社後に学校へ寄り、メンバーと一緒に弁論について夜遅くまで語り合ってから帰宅する生活を続けていた。
「姚明の身長が彼に卓球をさせる機会を与えなかったように、私の外観の条件は、私に内面を掘り下げる方向へと向わせた。」徐氏は自分の外見について淡々と語る。中央テレビに入社後、徐氏はインターネット上で「似合わない」と批判にさらされたが、徐氏は「記者は独立した思考能力を備えていなければならない」、「思想を持たなければ責任を負うことができない」とコメントしている。「長江日報」が伝えた。
「人民網日本語版」2012年7月19日