昨年、東日本大震災が発生してから、日本では両親がセッティングしたお見合いなどで結婚する伝統的なスタイルが再び若者の目に留まっている。人民日報が発行する健康雑誌「生命時報」が報じた。
「大都市で生活している人はとても孤独」と語るのはある若い女性。「震災後、公共の交通機関が全てまひし、多くの人が10何時間も歩いて帰宅しなければならなった。自分が死んでも気遣ってくれる人もいないと感じ、早く結婚しなければと思うようになった人が多い」。
そのため、両親がセッティングしたお見合いなどで結婚する人の割合は40%にも達している。日本ではお見合い前に、女性はきれいな和服姿などの写真、男性は背広にネクタイ姿の写真をそれぞれ用意する。我が子に早く結婚してほしいと願う両親は、そのお見合い写真や本人の趣味、職業などの情報を同僚や友人、隣人などと共有する。条件が釣り合っているカップルが見つかれば、母親同士で子どものお見合いの席を設ける。
このような見合い結婚は西洋ではあまり受け入れられることがないが、離婚率はというと、実際には恋愛結婚より低い。日本人の中には、「お見合い結婚なら、両目をしっかり開いて現実を見て結婚できるが、恋愛結婚は盲目的になりがちで、両目を閉じているよう」との見方をする人もいる。
「人民網日本語版」2012年7月25日