金メダルの獲得が期待される日本体操男子の5人の選手が、23日にノース・グリニッジ・アリーナ近くの練習会場で、150分間の練習を行った。このうち1時間は公開練習であった。日本メディアの報道によると、金メダルの期待がかかる内村航平は集中力を高め、あん馬、平行棒、自由体操の練習を行った。内村は跳馬の不参加を決めており、体力を温存し、日本チームの団体金メダルを目指す。中国新聞網が伝えた。
ロンドン五輪で使用される器具はすべてフランス製で、日本製の器具よりも硬いとされている。特に自由体操場の床の弾力性、鉄棒・平行棒の柔軟性は、これまでの器具と大きく異なっている。日本男子チームはロンドン入りの前にフランスで練習を行ったが、内村がミスを連発した。特に最も得意とする自由体操と鉄棒で、力を存分に発揮できなかった。内村は当時、「まだ慣れないだけで、動きに問題はない」とコメントした。昨日の練習を見る限り、内村は全種目において安定しているようだ。内村は自信を深めており、「技術面には問題がない、あとは体調を整えるだけだ」と述べた。
内村は練習場で多くの記者を引きつけたが、同じ時間に練習を行っていた外国人選手らも、内村の方に目を向けていた。衆人環視の中、内村は物怖じしなかった。「プレッシャーになることはない。ただ多くの人に見てもらい、自分の力を示したいだけだ」。
個人総合とつり輪で金メダルを目指す山室光史は、つり輪の練習の際に新技を成功させ、「良い感じだ」とコメントした。練習後、内村らは「暑い」と言いながら、近くの店でアイスクリームを購入した。ロンドンの炎天下、選手は美味しいアイスクリームに舌鼓を打った。情報によると、日本の体操男子は25日に、ノース・グリニッジ・アリーナで公開練習を行う。
「人民網日本語版」2012年7月25日