ロンドン五輪は30日、柔道女子57キロ級・決勝を行い、日本の松本薫選手が、ルーマニアのカプリオリウ選手を破り、日本待望の金メダルを獲得した。中国国営の通信社「中国新聞社」のウェブサイトが報じた。
試合は、延長戦17秒に、松本選手の足を相手が内側から足を刈る反則があり、松本選手の勝利。今大会の日本勢金メダル第1号となっただけでなく、日本にとって、同階級では56キロ級だった時代を含めて五輪初の「金」となった。
このニュースに、野田佳彦・総理大臣も、「国民待望の金メダル獲得、おめでとうございます!ここ一番での気合と集中力。鍛え抜かれた心・技・体の充実ぶりは素晴らしかった」との祝いのメッセージを発表した。さらに、「日本選手団の皆さん。日本のお家芸たる柔道での金メダルは、大きな勢いを与えてくれるはず。自分を信じて、力を出し切って下さい」とエールを送った。
試合後、メディアの取材に応えた松本選手は、「自分だけの金メダルじゃないと、勝った瞬間に思った。48キロ級も、52キロ級も一緒に頑張ってきた選手なので、その選手の分も頑張ろうと思っていた」と喜びを語った。