某メディアの統計データによると、1984年から2008年までに開催されたオリンピックの金メダリスト全員のうち、やぎ座の選手が最も多く、おひつじ座、水瓶座、魚座がそれに続いた。ロンドン五輪で活躍中の中国選手団のうち、やぎ座の選手は全体の15%を占めている。人民日報が伝えた。
ある星座別の性格分析によると、やぎ座の人は、目的志向が強く忍耐力に優れ、「ワーカホリック」に陥りやすい。このような特徴は、優勝までの道のりにおいて力強い推進パワーとなり得る。しかし、今大会でこれまでに金メダルを獲得した4人の中国選手は全員、やぎ座ではない。
中国に今大会初の金メダルをもたらした易思玲選手(女子エアライフル)はおうし座だ。「平常心と冷静さ」が勝敗の鍵を握る射撃という競技種目が得意なのは、おうし座だけではない。杜麗(うお座)、冗x偉(かに座)、楊凌(ふたご座)、陶叙ミ娜(みずがめ座)、王義夫(いて座)の各選手は全員、歴代のオリンピックの射撃競技で金メダルを獲得している。
一説によると、競泳では、うお座の選手がメダルを獲得する割合が、その他の星座より約30%多いという。うお座の天才若手スイマー葉詩文選手が圧倒的強さで優勝したことが、完璧な例証であるといえよう。しかし、かに座のフェルプス(米)、いて座の孫楊、やぎ座の張琳、てんびん座のソープ(豪)、みずがめ座の羅雪娟ら歴代大会の競泳金メダリスト選手を見渡す限り、競泳のうお座優勢説は、根拠があるとは言い難い。
誕生した季節がその人の体質や性格にある程度影響を及ぼすことは否定できない。しかし、フェルプス選手や障ナ亜萍選手が、金メダル獲得において、生まれた星座から多くの利益を得たとは考えにくい。フェルプス選手のコーチは、かつて、「周囲が彼に求める期待や要求より、自分が自分に課するプレッシャーの方がはるかに大きい」と評したことがある。フェルプス選手は、毎日12マイル(約19キロ)泳ぎ、「1日練習をさぼると、実力は2日分後退する」と固く信じている。彼は自分でも、「僕ほどトレーニングしている選手は他にはいない」と言い切っている。卓球の障ナ亜萍選手は、小さい頃、体育学校の求める身体的基準を満たしていないと判断された。彼女は国家チームに入った後、毎日1万球以上の練習を続けた。
このように、五輪金メダリストになるためには、「条件を満たす星座」であることは、決して絶対条件ではない。並々ならぬ努力と血を吐くようなトレーニングを積み重ねた者だけに、王者への道が開かれる。
「人民網日本語版」2012年7月31日