ヨーロッパより15歳、米国より25歳若い 中国贅沢品消費者の若年化

ヨーロッパより15歳、米国より25歳若い 中国贅沢品消費者の若年化。 中国は世界第二位のブランド品消費国になり、雲の上の存在だった有名ブランド品が多くの庶民にもとにも届くようになった…

タグ: 低年齢化,贅沢品,消費

発信時間: 2012-08-15 11:28:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国は世界第二位のブランド品消費国になり、雲の上の存在だった有名ブランド品が多くの庶民にもとにも届くようになった。特に「低年齢化」の傾向が顕著になってきている。世界高級品協会(WLA)の報告によると、中国人の贅沢品消費者は平均してヨーロッパより15歳、米国より25歳若いという。消費レベルはまだ欧米より遥かに低いというのに、中国人の若者はなぜ贅沢品に熱中しているのだろうか?

消費「若年化」傾向が明らかに 

上海のある外資企業に勤めるOLの呉さんの月給は10000元を超えている。この前始めての海外旅行に行き、ルイ・ヴィトンのバック1つ買ってから、国際ブランド品を買いたい気持ちが抑えられなくなった。最近では海外にいく機会があるたびに、国際ブランド品のショップで買い物をして、財布、靴、衣服、ネックレスすべて高価な国際ブランド品で揃えている。 

呉さんのような若いブランド品のファンがここ数年に急増している。「今後3年から5年以内、若い消費者は中国で贅沢品を買う主力になるだろう」世界高級品協会の中国代表所の最高経営責任者である欧陽坤さんによると、現在、月給約10000元の贅沢品消費者が半数を占めているという。彼らの年齢は25歳から28歳くらいだ。2007年から2010年までで中国贅沢品の主力消費者の最低年齢は35歳から現在の25歳まで下がっている。 

しかし、財産品質研究院院長の周婷博士は、「贅沢品消費者の消費年齢が引き続き低年齢化し、裾野を広げているが、全一部分だけで全体を理解することはできない。」周博士によると、贅沢品は入門級、中級に分かれており、また最高クラスもある。中国の本当の中心となっている贅沢品消費者はたった20%だが、この20%の人が80%の市場を決めている。彼らの年齢はだいたい40歳以上で、しかも贅沢品の価格に敏感ではない人たちだ。だが、私たちが日常的に見かける80%の一般消費者は、その中のたった20%の製品を購入しているにすぎない。しかもこうしたブランド品の大部分は入門級の製品である。

「富二代」(富豪の子供たち)競争が深刻 

欧米の贅沢品消費者は安定して40歳以上の少数の豊かな階層に集中しているのとは異なり、中国の贅沢品消費の若いグループは拡大している。 

「世界の贅沢品消費者の年齢が最も若いのは中国で、しかも圧倒的多数が親の金を使っている」欧陽坤さんによると、欧米では自分が経済的に独立してから高級品を購入するが、中国の第一世代、第二世代の企業家は創業の過程で、よい生活をすることができなかったので、自分の子供にその頃の自分を転化する。一部分の小学生は最高級の携帯電話、バッグ、ペンを使っている。贅沢品購入の「低年齢化」の重要な原因のひとつは、「富二代」(富豪の子供たち)が互いに比べあうことにある。彼らはまずブランド品により身分を比較する。それから家庭の財産と社会地位も比べる。欧米では、両親が子供に贅沢品を買い与えることは少ないが、中国の第一世代の富豪はちがう。彼らは子供にこれをもたせたいのだ。 

財力を誇示し、比べることが、すでに広い範囲で若者が贅沢品を買う最大の原因と認められている。周婷博士によると、贅沢品自体は本来1つの社会属性、あるいは1つの哲学の象徴であり、これを階級区別性という。この階級区別性が人々の比べあいを誘発するのだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月15日

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