17日に北京で開催された「2012中国衛生フォーラム(CHF)」の開幕式で、中国衛生部の陳竺部長は「健康中国2020」戦略研究報告編集委員会を代表して同報告を発表。「この研究報告の全体的な目標に基づき、2020年までに、中国の国民健康水準を中等先進国(世界銀行の基準では国民1人当たりのGDPが1万ドルを超える国)の水準にまで引き上げ、平均寿命も77歳にまで引き上げたい」と語った。人民日報(海外版)が報じた。
同研究報告によると、中国は2020年までに、都市部や農村部の住民をカバーする基本的な医療・衛生制度を整備し、人々が基本的な医療・衛生サービスを受けることができる社会の実現を目指す。医療保障の水準を継続的に向上させ、衛生サービスの利用率を大幅に改善。地域の違いによって存在する人々の健康の差をさらに縮め、国民の健康水準を中等先進国の水準にまで引き上げ、平均寿命も77歳にまで向上。5歳以下の乳幼児の死亡率を1千分の3、妊産婦の死亡率を10万分の20にまで引き下げる方針。
「人民網日本語版」2012年8月20日