20万元で高級白ワイン2本を落札した北京の競売参加者。 |
第13回昌黎国際ワイン祭・2012年国際主要生産区ワイン(中国)品質コンテストの競売会で26日、高額の外国産白ワイン2本を落札した北京の参加者が、そのうちの1本を現場で割り、国産ワイン支持を訴えた。
第13回昌黎国際ワイン祭のイベントの一環である2012年国際主要生産区ワイン(中国)品質コンテストは、中国食品工業協会ワイン専門家委員会、中国園芸学会、昌黎酒業連盟が主催したもので、フランスのワイン協会や南アフリカのワイン連合会などワイン業界協会が組織委員会に加わっている。同コンテストは中国ワイン業界が初めて「国際主要生産区」というコンセプトで行ったワインのコンテストである。
競売会場では世界各地の審査員15人が署名した金賞、優秀賞、特別賞を受賞したワイン41本と朗格斯の限定生産の赤ワイン2本が次々と競売にかけられ、全国各地から集まったワイン愛好家が競り落とした。競売の総額は60万元以上に達した。そのうち金賞を受賞した白ワイン2本は北京の競売参加者に20万元で落札された。
この落札者は落札した2本のうち1本をその場で粉々に割ってしまった。落札者によると、これは国産品支援を訴えるためのもので、より多くの人が国産ワインを支援することを希望すると語り、この意義は金銭でははかりしれないと語った。
今回出品された輸入ワインはいずれも主な生産国のトップレベルの生産地のものだ。こうしたハイレベルの舞台でも中国の企業が活躍し、中国の主な産地10カ所の製品がいずれも選ばれている。「中国新聞網」が伝えた。