中国語版ウィキペディア「互動百科」がこのほど、オンライン投票、専門家による選考、毎月の全サイト検索数などから総合統計を取り、8月の10大ネット流行語を発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が30日付で伝えた。
8月の10大ネット流行語は以下の通り。
(1)「3B大戦」
3は中国の国産ブラウザ最大手「奇虎360」、Bはインターネット検索最大手「百度(Baidu)」のこと。8月、「奇虎360」が総合検索サービスを打ち出した。新しい検索サービスは直ちに、グーグルに取って代わり、360ナビゲーションサイトのデフォルト検索エンジンとなった。「百度」が、このような動きを黙って見ているはずはなく、この2年あまり比較的穏やかだったサーチエンジン市場に再び波乱が生じ、「3B大戦」が幕を開けた。
(2)「電商三国殺」
「電商」とは、EC(電子商取引)サイトのこと。8月15日、中国の家電販売大手「京東」「蘇寧」「国美」がネット上で三つ巴の値下げ合戦を繰り広げた。ネットユーザーは、今回の値下げ合戦について、「1945年8月15日、東京は『美・蘇』(中国語で米国は『美国』、ソ連は『蘇聯』)に投降した。そして2012年8月15日、京東は『美・蘇』(『美』は国美、『蘇』は蘇寧)に対して宣戦布告した」と風刺的にコメントしている。
(3)「周克華」
-----2004年以降、江蘇、湖南、重慶の各地で殺人・現金強奪など数多くの犯罪行為を繰り返した周克華容疑者。8月14日、重慶市沙坪区の童家橋付近で射殺された。