広東省教育庁キャンパス安全管理顧問の張天球氏は、東莞市で校長・園長らを対象にスピーチを行った際、「調査によると、2011年に全省で764人の学生が事故により死亡し、溺死と交通事故の占める比率が最も高かった。事故の3分の2は、祝祭日中に発生した」と述べた。いかにして学生の溺死を防ぐべきかについて、張氏は「学校が独自にプールを建設する」、「公共プールの小中学生に対する無料開放」、「保護者が児童を正規のプールに連れていく」等の6つの対応策をあげた。広州日報が伝えた。
張氏はまた、「携帯電話が学生とキャンパスの安全を損ねる、新たなリスクとなっている」と指摘した。調査によると、学生は携帯電話でオンラインゲームやインスタントメッセンジャーを利用したり、小説を読むのに多くの時間を費やしており、過半数の学生の学力低下は携帯電話のせいであるという。張氏はまた、携帯電話がキャンパスで犯す「十の罪」を挙げた。以下はその一部。
・学生が見栄を張る風潮を助長する。
・両親の経済的負担を増す。
・学生の休憩に影響する。
・学業に支障をきたす。
・試験のカンニングの手段となる。
・電磁波や青少年に適さない情報が、学生の心身を損ねる。
その他にも、「不合格」の携帯電話は安全問題や、充電によるショート等の事故の原因になりやすい。
「人民網日本語版」2012年9月26日