30日から始まる8日間の大型連休を控え、北京市では自動車交通量が増えつつある。市交通管理部門は今後、状況に応じて等級別の交通渋滞緩和策を段階的に実施する。夕方の退勤ピーク時には、早い段階で三級誘導強化方案を発動、道路交通状況と自動車交通量の変化をリアルタイムで把握し、交通量が増えるに伴い、二級方案や一級方案に切り替える。交通整理・誘導にあたっては、交通警察官7千人以上を動員し、連休前の道路交通の秩序維持や正常運行に努める方針。北京晨報が伝えた。
誘導強化方案のレベルが上がるに伴い、北京市は7千人以上の交通警察官を総動員する。また、監視モニタや交通量計測設備などハイテク技術を活用し、全市の道路交通状況をリアルタイムで観測、交通量が著しく多いエリアや道路については、交通量を分散させるための措置を随時講じる。特に「長安街」、「平安大街」、「両広大街」などの主要道路沿いには、できるだけ多数の警官を配備し、パトロールや管理監督を強化する。さらに、第二・第三・第四・第五環状道路のジャンクション出入口にも、保護誘導のために警官を配備し、連休前の北京の交通秩序の維持と安全確保に努める。
交通管理部門は、環状線出入口や主要大通りの交差点に、交通巡視担当の警官を配備し、万一交通事故が発生した場合の迅速な対応能力を強化する構えだ。事故通報電話を受けた時や軽い接触事故や追突事故を巡回中に発見した場合、担当警察官は直ちに現場に駆け付け、事故処理の責任分担を決めた上で、事故車を早急に現場から離すよう指示し、事故車が道路を占拠している時間を可能な限り短縮させる。
このほか、交通管理部門は、道路交通情報を提供する電光掲示板や交通情報ラジオを通じて、道路交通状況や迂回路情報をリアルタイムで間断なく配信し、交通量が多いエリアに車が進入しないよう誘導する。
「人民網日本語版」2012年9月27日