北京市交通委員会は2日、中国の伝統的行事「中秋節」(旧暦8月15日、今年は9月30日)と建国記念日「国慶節」(10月1日)が重なり8日間の連続休暇となる今年の大型連休は、旅客輸送量が延べ1億8000万人に達する見通しだと明からにした。前年の国慶節連休(7日間)の旅客輸送量は、延べ1億5331万8400人だった。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。
8日間の大型連休に対応するため、北京市の各級輸送管理部門と各輸送機関は、祝祭日運行組織業務計画と安全応急試案を制定した。
今年の大型連休の旅客輸送量は、延べ1億8千万人、一日平均延べ2250万人に達する見通し。内訳は、公共鉄道の旅客輸送量が延べ1億人(前年同期は7日間で延べ8869万700人)、軌道交通が延べ5千万人(同3859万2700人)、北京近郊鉄道S2線が延べ13万人(同11万200人)。
また、郊外エリアの旅客輸送量は延べ1100万人(前年同期は7日間で延べ924万3千人)、水上輸送利用客は延べ80万人(同延べ68万1900人)と予想されている。
市交通委員会によると、今年は▽中秋節と国慶節が重なるダブル祝日によって休暇期間が長いこと▽連休中は晴れの天気が続くと予想されていること▽小型乗用車の有料道路無料化が実施されること---などの影響を受け、北京の高速道路の交通量は前年同期比20%(前年同期912万900台)、一般幹線道路の交通量は10%(同156万9千台)、それぞれ増加すると見込まれる。
「人民網日本語版」2012年9月28日