ネット上のBBSなどを見ていると、女性が男性の嘘をどれほど嫌っているかが良く分かる。「男性が信用できるなら、メス豚も木に登れるだろう」という言葉まで生まれたほどだ。ところがある研究によれば、男性ホルモンが多い人ほど嘘をつかないという。中国青年報が伝えた。
研究者は25歳前後の男性90人を2グループにわけ、片方のグループにはテストステロン(男性ホルモン)を肌に塗布し、もう1つのグループには偽薬(プラセボ)を塗布した。それぞれの被験者は自分の肌に何を塗ったかを知らない。
その後、被験者はそれぞれ独立した個室に入ってサイコロを振り、でた目を自分で記録した。点数が最も高かった人が賞金を受け取れるというルールだ。
被験者たちは、サイコロの目は自分しか知らず、本当のことを書かなくとも大丈夫と思いこんでいるが、実は担当者がこっそり本当の結果を記録していた。
結果、テストステロンを肌に塗布された男性は、プラシボを塗布された男性に比べて、嘘をつくことが少なかったという。
科学者はこれについて「男性ホルモンにより男性の自尊心が高まり、良い自己イメージを重視するようになる」と説明した。
どうやら少しは男性を信じても良いようだ。
「人民網日本語版」 2012年10月19日