蔵(チベット)族の天文暦を計算する独特の道具。砂を盆の中に均等に敷き、細い銅の筆で砂の上で計算する。西蔵暦や日食、月食などの天文現象を全て計算することができる。 |
2009年の米国の映画「2012年」の公開により、多くの人がいわゆる「世界の終わり」を恐れてパニックになった。3年が過ぎ、映画の中で言われている「2012年12月21日」が近づくにつれ、「世界の終わり」を恐れるムードが再び漂っている。西蔵(チベット)蔵医院天文暦算研究所の銀巴所長は長期にわたって蔵(チベット)族の天文暦算を研究し、その観点から「世界の終わり」に反論している。蔵族の天文暦算は2千年以上の歴史を持ち、西蔵の伝統的な暦法を基盤とした上に中国の五行やインド、欧州などの様々な手段や方法を取り入れたもので、日食や月食などの天文現象の時間を推算することができる。銀巴所長は「蔵族の天文暦算では世界の終わりという言い方はない」と語る。「中国新聞網」が伝えた。
「人民網日本語版」2012年12月20日