北京市交通委員会によると、新路線4本が開通した影響を受け、計16本の北京地下鉄の1日あたり旅客輸送数は11日、延べ869万1千人という新記録をマークした。旅客輸送数が最も多かったのは10号線で、新路線の開通により既存路線から多くの乗客が新路線に流れた効果が、初めて明らかになった。人民日報が報じた。
昨年12月30日、北京地下鉄の新路線4本(6号線第1期、8号線南区間、9号線北区間、10号線第2期)が開通、その後2週間で、1日あたり乗客数は延べ5千人増加した。1月11日、10号線の旅客輸送数は過去最多となり、延べ114万2100人に達した。これに6号線と9号線が続き、これら3本の旅客輸送数は軒並み最高記録を更新、新しく開通した各線の運営状況は極めて安定している。また、4本の開通により、従来の1・2・5号線および八通線の乗客の一部が新路線に流れ、混雑の緩和に顕著な効果が見られた。
北京公共交通の1日旅客輸送数は2012年、延べ2060万人を上回り、公共交通機関の利用率は44%に達し、公共交通機関利用率で全国最高の都市となった。
「人民網日本語版」2013年1月14日