北京市のPM2.5(微小粒子状物資PM)大気質指数(AQI)が急を告げた。「国際金融報」が伝えた。
13日の北京は4日連続の濃霧に包まれた。この日、同市は大気汚染が非常に深刻な日の緊急措置を初めて発動し、企業54社が緊急措置として汚染物資の排出を30%削減し、建設現場28カ所が土石を扱う作業を中断した。
深刻な大気汚染は一部の商店や企業にビジネスチャンスをもたらしもした。多くの薬局でマスクや空気をきれいにする製品が品切れになっただけでなく、中国政府がまもなく数千億元規模の大気汚染対策をうち出すことを受けて、さまざまな細分化された産業で構成される大気汚染対策産業群が生まれつつある。
▽PM2.5の衝撃
北京環境保護モニタリングセンターが今月11日に発表した大気の質の日報によると、市内35カ所のモニタリング地点のうち、北部の延慶県と北西部の八達嶺を除く33カ所で6級レベルの深刻な汚染あるいは5級レベルの重大な汚染が出現し、発表されたPM2.5の観測表は社会に衝撃を与えた。