北京で昨年12月7日、自転車に乗っていた人が車にひかれ重傷を負ったが、救急車がスムーズに走行できなかったことから、不幸にも命を落とすという事故が北京で起こった。同じような事故は、毎日のように新聞の片隅に載っている。中国公安部(公安省)交通管理局はこのほど通知を発表、各地の公安交通管理部門に対し、救急車や消防車など緊急車両が最優先に道路を走行できる権利を保障するための有効な措置を講じ、緊急対策業務における「緑色通達(手続簡略化などの特別措置)」を確立・完備するよう求めた。人民日報が報じた。
通知によると、各地の公安交通管理部門は、積極的に措置を講じ、管轄区域内の交通状況、信号機の管理、交通量の集中抑制・調整などを実施して、緊急車両のスムーズな走行実施を支援しなければならない。また、必要時には、現場担当の人民警察官を配備し、緊急車両が優先的に走行できるよう、一般車両の誘導を実施させる。特に緊急なケースでは、パトカーを派遣し、救急車の先導を行わせる。
「人民網日本語版」2013年1月15日