北京はここ数日、深刻な大気汚染に見舞われている。北京市気象台は最も警告の度合いが強い「オレンジ警報」を発令した。本紙が14日、主要ECサイトを閲覧したところ、マスクや空気清浄機等の売れ行きが好調で、一部の商品は品切れが生じていた。新京報が伝えた。
◆空気清浄機の販売が好調
北京市の蔡さんは、「一週間ほど前に空気清浄機の購入を検討した。京東商城(中国2位のオンラインショッピングモール)で、フィリップスの約3000元(約4万2000円)の機種の在庫があったので、比較対照してから昨日になり購入を決めた。しかしフィリップスのすべての機種が品切れになっていた。この数日間は空気清浄機の販売が好調すぎて、みながこぞって購入している」と語った。
蔡さんの経験は単なる一例ではない。京東商城のデータによると、北京地区の1月12日・13日の空気清浄機の売上高は、通常の5倍以上に達した。天猫(中国最大のオンラインショッピングモール)のデータもまた、空気清浄機の販売が近日増加していることを示した。遠大空調有限公司を例とすると、2624元(約3万6740円)の空気清浄機の月間販売台数は137台に達したが、そのうち47台は1月10-13日の間に販売された。
◆マスクがバカ売れ
マスクは北京で大人気の商品となった。淘宝網(タオバオ)の関係者は、「少なく見積もっても、淘宝網と天猫は過去数日間、北京地区で毎日1万点以上のマスクを販売した」と語った。