C2C大手の当当網の関係者は、「過去3日間のマスクの販売量は1万5000点に達し、通常時の430%増となった」と語った。蘇寧易購、易迅網等のECサイトも、マスクの検索件数が急増し、在庫の確保を急いでいると表明した。
本紙が各ECサイトを調べたところ、防塵・防菌の機能を持つマスクが中心で、3Mや緑盾ブランドの商品の人気が高かった。
緑盾PM2.5マスク生産企業の康綸繊維科技股フン有限公司の趙丹青董事長は14日、本紙の取材に応じた際に、「マスクの売れ行きが好調で、当社の天猫旗艦店の販売量は数倍も増加した。京東商城は9-10月、半月毎に当社から仕入れを行っていたが、12月になってからは週2回に増加した」と述べた。
◆薬品の販売が増加
開心人大薬房集団傘下のオンラインサイト・開心人網上薬店は、「マスクは副次的な商品であるため、在庫が少なく、2種類のN95マスクは日曜日に品切れになった。マスクの他に、抗ウイルス剤やインフルエンザ治療薬も在庫が少なく、一部は品切れになっている」と表明した。
同サイトの関係者である梁永強氏は、「オンライン・実店舗を含め、当社の呼吸器感染症、抗菌、鎮痛剤の売上高は近日、通常より10数%増加している。これは今年の北京の厳冬、および病原菌が汚染された大気に混じり拡散されないことから、呼吸器疾患やインフルエンザが流行しているためだ」と指摘した。
「人民網日本語版」2013年1月15日