先日、訪中していたアップル社CEOのティム・クックは、アップル社は中国で研究開発センター及びデータセンターの設立を予定していると明かした。最近、熱心なアップルファンが、おそらくこの研究開発センターは上海の浦東に設立されるのではと暴露している。
このアップル社の研究開発センターが噂されているのは、陸家嘴国際華城と上海建平中学西校に近い、上海に現存する最大級道教寺院のひとつである太清宮(欽賜仰殿)の向かいで地下鉄6号線の源深体育センター駅から数分の場所。この3棟のバロック式建築物は総面積約1万平方メートルで賃料は相当高く、月額賃料は1棟あたり135万元前後、3棟では年間5000万元ほどと見られている。
上海の入札募集サイトで調べてみると、この3棟の建物は源深路385号、391号、397号プロジェクトで、昨年、入札が行われている。プロジェクト名は「アップル源深路オフィス内装プロジェクト」で、契約者の甲方はアップルコンピュータ貿易(上海)有限公司となっており、内装費用は1億8900万元だ。またアップルコンピュータ貿易(上海)有限公司の登記住所は源深路391号となっている。
中国アップル社に取材を申し込んだところ、まだ回答を得ていない。だが、情報筋によれば、アップル社は確かに今年中に上海にオフィス拠点を設立する予定で、この場所は一部研究開発に使用されるだろうという。目下、中国アップル社は北京のオフィス街・国貿一期にオフィスを構えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年1月24日