上海では自動車のナンバープレート1組の価格が新品の小型乗用車1台の販売価格に相当する。新華社が伝えた。
先週末に上海で行われたナンバープレート・オークションでは、平均価格が7万5000元にまで跳ね上がった。これはおよそ国産小型乗用車1台の販売価格に相当する。一年前は平均価格5万元だったので、毎月約2000元上昇した計算になる。
ある日系企業のマーケティング部長は7万7000元でナンバープレートを競り落とした。一方、彼女の所有するプジョーは10万元だ。4カ月前に車を購入してから、上海のナンバーのオークションに参加し続けてきた。「どっちみちナンバープレートは買わなければなりません。駐車したまま動かさないわけにはいきませんから」。
上海市民以外にとって上海ナンバーは非常に魅力的な選択肢だ。上海市は上海ナンバー以外の車にラッシュ時の高架道路走行を認めていない。
上海のナンバープレート・オークション制度は、中国各地の幹部を悩ませる交通状態問題を浮き彫りにするものだ。日増しに増加する石油消費量および深刻な汚染問題に対する人々の懸念を反映するものでもある。
上海市は毎月第三土曜日にオークションを行っており、毎回9000組余りのナンバープレートが出品される。今月は9000組で、やや減少した。
オークション参加希望者はまず必要事項を登録し、保証金2000元を納めてアカウントとCD-ROMを取得。CD-ROMのプログラムとアカウントを使用してオークションシステムにログインする。入札は3回しか行えず、毎回100元の手数料がかかる。