北京市気象局は7日、春節期間(9日から15日)に北京地区では2回雪が降る見通しだとの予報を発表した。降雪の他の日は晴れ時々曇りだが風は弱いため、汚染物質が拡散しづらく、大晦日の夜には市内の大部分の気象条件は花火打上げには適さないとしている。
北京市気象台首席予報官の孫継松氏によると、春節期間の北京市の平均気温は例年と比べて低く、日中の最高気温は零下1度から零下4度程度、夜間の最低気温は零下4度から零下7度まで下がると見られる。9日から11日にかけての北京地区の大気の可視度は1キロメートルから3キロメートルと低くなる見とおしだ。
孫継松氏によると、10日から11日(旧暦1月1日夜から2日にかけて)と14日(同5日)には雪がぱらつく見とおしで、13日(同4日)には3級-4級の北よりの風が吹く。その他の日は晴れ時々曇りの天気が中心だが風は弱く、外出や帰省には適するが汚染物質の拡散には不利だという。
北京市気象台は5日、初めてとなる「花火・爆竹打上げ気象指数」を発表。風や湿度、降水といった気象的要素に基づき、花火の打上げに「適する」、「あまり適さない」、「適さない」の1級-3級に分けて発表する。
「区・県ごとに見ると、9日の旧暦大晦日の夜、北京市五環内部及び朝陽区、房山区、大興区、通州区、順義区、平谷区の打上げ指数は『3級・適さない』で、北西部地区は『2級・あまり適さない』となる見込みだ。汚染物質の拡散に気象条件が不利な状態だ。」
7日に発表された「北京春節期間の花火・爆竹打上げ気象指数」では、9日から12日にかけては全体的に2級の「あまり適さない」、13日には3級の「適さない」、14日、15日は2級の「あまり適さない」としている。「新華網」が伝えた。
「人民網日本語版」2013年2月8日