写真は安徽省の亳州駅で15日、家族に別れを告げ、再び出稼ぎ生活に戻る労働者。
春節の連休の終わりを目前にひかえ、鉄道や道路、航空などは故郷から戻る人たちのラッシュを迎えている。春節期間の高速道路の小型乗用車通行料無料措置は15日深夜12時に終了した。重慶晨報が伝えた。
15日は春節連休最後の1日で、多くの人が故郷から戻る旅路についた。人民日報の公式「微博」(ミニブログ)では14日から2日連続で「別離」をテーマに多くのエピソードを紹介し、大きな反響を呼んでいる。
同社の14日の「微博」「再びの別離」では、高齢で衰え孤独な父母を前にして別離の足がにぶる様子を伝えている。「帰省と別れ」というパターンは中国式の大移動の構造を生み出しており、その背後には「中国式の親孝行の心」との葛藤と無力感がある。両親と別れるのは辛いが、それでも行かなければならない、こうした気持ちを味わっている人も多いだろう。
この「微博」の記事は多くの反響を呼んだ。家族や友人に別れを告げる人々はこの記事に大きく心を動かされている。あるインターネット利用者は「毎年春節には家族団欒のために帰省し、戻るときには別れが待っている」と語る。
「人民網日本語版」2013年2月16日