■世界で3千万回以上ダウンロード
「ウォーリーをさがせ」のように、定められた物を画像の中から探し出す要素とプレイヤーがキャラクターに扮することができる要素が一体となった「Find Something」では、プレイヤーが画面に視力を集中させ、一定時間内の定められた物を探し出さなければならない。1人ですることもできれば、対戦型にすることもでき、操作も簡単。ちょっとした刺激を求めるゲーマーらの間で大人気になっている。
春節(旧正月、今年は2月10日)期間中、親戚や友人と集まった時に、みんなで同ゲームをして盛り上がったという人も多いようで、長沙市で働く史さん(女性)は「いとこたちに弱すぎると笑われた。みんなクリアしたのに。でもみんなで遊ぶととてもおもしろい。同級生や同僚など、みんな中国版ツイッター『微博(ミニブログ)や人気チャットアプリ『微信』などで、同ゲームのこつなどを語り合っている」と語る。
では同ゲームはどれほどブームになっているのだろう。米アップル社が運営する同社製品向けアプリケーション・ダウンロードサービス「App Store(アップストア)」を見ると、中国大陸部や台湾などの地域で人気アプリトップになっている。そして、全世界で3000万回以上ダウンロードされ、数十万人が評価をしている。
■老眼に足の震え、階段を上ると息切れも
スマートフォン(多機能携帯)やタブレットパソコンなどのモバイル端末の普及により、小中学生までがうつむいてゲームなどに夢中になっている姿を良く見かける。夜遅くまで、画面に向き合い、パソコンをつけていても携帯が気になり、テレビは“聞く”だけで、目はゲームに。これでは、目が疲れ切ってしまうのも無理はない。
陳医師は、「端末デバイスを長期間見ていたことで起こる体調不良を『端末総合症』と呼んでいる。それには、頭痛や目まい、額の圧迫感、吐き気、不眠、悪夢、記憶力の低下、脱毛などの神経衰弱症状のほか、腰、首、腕の麻痺や感覚異常、震え、圧痛、腰・背中のこり、不快感がある。さらに目の疲れや乾き、かゆみ、異物感、ぼやけ、視力低下、痛み、目の周りの痛み、そして食欲減退、便秘、免疫力低下、内分泌器の機能低下などがある」と警笛を鳴らす。
「人民網日本語版」2013年3月4日