人民網傘下の短文投稿サイト(ミニブログ)「人民微博」が両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)期間中に組んだ特集「両会の代表・委員100人が語る『中国の夢』」には、数多くの代表・委員からさまざまなコメントが寄せられた。7日午前10時の時点で、人民微博に「中国の夢」を投稿した代表・委員は108人に上り、中国の発展の将来像や期待の想いをつづった。人民日報が報じた。
全国政協委員である九三学社の許進・中央委員は、「『中国の夢』とは、民族の復興であり、中国が世界第2の経済大国になったことで、この夢は確実に実現に向かっている」と投稿した。
全国政協委員で新東方教育集団有限公司の兪敏洪・董事長は、自分が想い描く「中国の夢」について、「民主・自由・法治の建設を強化し、中国を、公務員の汚職や特権が存在しない政治的にクリーンな国にすることを強く願う」と書き込んだ。
全国政協委員で人民日報社の馬利・副総編集長は、「『中国の夢』とは、社会主義現代化強国を建設するという国家発展の夢であると同時に、国民が想い描き、実際につかむことができる『幸福な生活』という夢でもある」との見方を示した。
雲南省最年少の全人代代表で、「最も美しい1990年代生まれ」と呼ばれる鉄飛燕氏が語った「中国の夢」は、「全ての中国国民が、老後と医療の保障を得ることができ、山岳地帯の貧困家庭児童が良好な教育環境を獲得し、食品の質が保障され、国民の生活レベル・各個人の素質がいずれも向上すること」だった。
多くの代表・委員が自分の「中国の夢」について語る時、農民工(農村から都市に出て働く臨時就労者)の権益保障や調和の取れた社会発展の促進に関する問題という同じテーマが、期せずして取り上げられた。全国政協委員を務めるコメディアンの鞏漢林氏は、「農民工への関心と愛は、まず農民工を尊重することからスタートすべきだ。まず小さな一歩から踏み出し、全国の農民工の暮らし向きが良くなって初めて、『中国の夢』が本当に実現したといえる」とコメントした。
「人民網日本語版」2013年3月8日