北京で開会中の「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)に参加している、政協委員らの手には、提案注意事項や参考題目以外に、「人民網E政広場『E提案』」と題する小冊子がある。E提案とはネットユーザーらが高い関心を示している話題で、政治や民生、経済など多岐にわたるネットユーザーの提案が記されている。両会に「E提案」が持ち込まれたのはこれで3回目だ。人民日報が報じた。
「E政広場」とは、ネット上でネットユーザーが「仮想委員」として、政府に政策を提案したり現状を訴えたりできるプラットホーム。これまでに、各種「E提案」が4万件近く集まっている。2011年には「E政広場」に寄せられた「E提案」30件が全国政協弁公庁によって採用され、12年にはその数が134件にまで増加した。今年はさらに、160件にまで増加している。
さらに、これまでに800件近くの「E提案」が、関連の部門から回答、説明を受けたというデータもある。このほか、今年は70件の「E提案」が全国政協提案委員会によって「全国政協委員インターネットプラットフォーム」に盛り込まれた。今回の第12期全国政協第1回会議提案グループの劉暁氷・副グループ長は取材に対して、「電子化により、委員は民意を一層理解しやすくなり、『E提案』は国民の支持と注目を得ている」と指摘した。
「人民網日本語版」2013年3月13日