北京市委員会と市政府は28日、「生態文明と都市・農村環境建設のための動員大会」を開催し、「大気汚染」「汚水」「ゴミ」「違法建設」という都市環境を脅かす「根深い問題」の整備・解決に集中的に取り組む構えを示した。新京報が報じた。
▽北京が対峙する新たな課題「環境建設」
北京市の郭金竜・書記は同大会で、「社会の力を総動員し、首都の生態文明建設を掘り下げて推進し、青い空、豊かな緑、きれいな水を北京に取り戻さなければならない」と強調。「現在、生態文明と都市・農村環境を建設する上で、いくつかの新たな局面に立たされている。過度の人口増加、自動車保有台数の急増、資源制約の深刻化など新たな問題が深刻化しており、生態環境と公共インフラ・サービスの許容力はかなり厳しい状況に陥っている。また、多くの市民は、気象条件や北京の地理的条件など各種要因の影響による大気の品質や生態環境の問題に対して不満を抱いており、問題の大幅な改善を期待している」と指摘した。
▽「根深い問題」を解決し、市民に新たな都市環境を
郭書記は今後の取り組みの重点として、▽統一計画と最高レベル設計の強化▽管理体制の革新▽新たな投資・融資システムの確立▽科学技術の革新▽中央機構および北京駐在中央直属機構による大々的な支持---の5点を挙げた。
このほか、郭書記は、組織部門は、幹部審査評価システムのさらなる改善を進め、生態環境建設を重要な審査指標に組み入れる必要があると提案した。紀律検査監察部門は、生態環境重大プロジェクトの執行状況に対する監督・検査業務を強化し、生態環境保護に関する責任追及制度を完備し、執行力不足や業務怠慢と判断されたプロジェクトの関係者の責任を問う。
「人民網日本語版」2013年3月29日