民政部の救災救済司の鄒銘・副司長は1日、国務院新聞弁公室の記者会見で、1月10日以来の大雪などの悪天候による被害が1月31日午後6時までに19行政区域(省、自治区、直轄市、兵団)におよんだことを明らかにした。19区域とは、浙江省、江蘇省、安徽省、江西省、河南省、湖北省、湖南省、広東省、広西チワン族自治区、重慶市、四川省、貴州省、雲南省、陝西省、甘粛省、青海省、寧夏回族自治区、新疆維吾爾自治区、新疆生産建設兵団。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
鄒副司長によると、中国各地では低温、雨、雪、氷、みぞれなどの悪天候で、60人が死亡(家屋倒壊による圧迫死、転倒死、溺死など)、2人が行方不明、約175万9千人(鉄路や道路の不通で救助を受けた約66万7千人含む)が緊急避難を受けた。被害を受けた農地は727万ヘクタール、家屋の倒壊は22万3千棟、損壊は86万2千棟。災害による直接的な経済損失は537億9千万元にのぼった。湖南省、湖北省、貴州省、広西チワン族自治区、江西省、安徽省では被害が特に深刻となっている。
民政部と被害地域の各級民政部門は現在、積極的な対応措置を取り、自然災害対策と被災者の生活支援にあたっているという。
「人民網日本語版」2008年2月2日