08オリンピックの間近にひかえた中国>>
NHKの五輪報道特派員、篠塚信明さんを直撃
発信時間: 2007-08-27 | チャイナネット
 
  日本放送協会(NHK)は日本で唯一の公共ラジオ・テレビ局で、 1925年に開局した。NHKは世界でも最大のラジオ・テレビ放送網を持っている。 20数年前には中国に拠点を設け、中央電視局(CCTV)と共同で100余りの番組を制作した。いま五輪が近づき、NHKは五輪報道の面でも力を割いている。NHK中国総局で五輪報道担当特派員を務める篠塚信明さんはこのほど、人民日報海外版のインタビューに応じた。

  ○北京五輪で多忙極める

  篠塚さんのオフィスに足を踏み入れると、いっぱいに書籍が詰まった2つの本棚が目に付いた。左側の本棚には多くの書類ファイルがきちんと整頓されて納められてあり、ラベルからみて、最近数年に各メディアが行った北京五輪に関する資料のようだった。もう1つの本棚は、NHKの北京五輪関連報道にビデオテープであふれていた。篠塚さんは「これはほんの一部にすぎません。資料室にはまだたくさんあります」と話した。 
  入局26年目になる篠塚さんは、過去にアテネ五輪とトリノ冬季五輪の報道にも携わった経験がある。1年前に北京に赴任した篠塚さんは五輪報道の事前準備作業を担当し、記者の食事や宿泊の手配、北京五輪組織委員会との交渉、五輪準備状況に関する報道を一手に引き受けている。北京での多忙な仕事について、篠塚さんは全く気にも留めず、「わたくしは中国の歴史が好きなんです。『三国演義』『西遊記』などの中国の古典文学はすべて読んだことがあり、これらは日本でとても流行しています。いまの中国は以前とは異なり、高度経済成長を経て、特に五輪開催決定以降は、中国は世界の焦点になっています。日本でも中国語を学ぶ人がどんどん増え、中国を知ることは、世界を知ることになっています」と語った。
  ○4つのチャンネルで報道 
  「われわれは北京五輪をとても重視しており、五輪組織委の記者会見は必ず報道します。五輪開催から500日前に北京五輪のメーン会場「国家体育場」(愛称・鳥の巣)の鉄鋼構造が完成した時など重要な節目には、速やかに現地の状況を日本の視聴者に伝えています。北京五輪開催まであと1年となったことを記念する行事では、NHKのキャスターやカメラマンが日本からやってきて、天安門広場で生中継を行いました」と話す篠塚さん。現在は朝のニュース番組でほとんど毎日北京五輪に関する報道がある。篠塚さんは中国選手の準備状況にも大変関心を寄せているが、追跡して撮影を行う必要があり、選手の練習に影響を与えることを懸念して、まだ計画は実現できていない。篠塚さんは「NHKは今後中国語チャンネル1つ、衛星チャンネル2つ、ハイビジョンチャンネル1つで競技と関連ニュースを伝えます。その際には、著名な日本のスポーツキャスターが北京入りして現地で開設を行います」と説明した。視聴率をいかに確保するかについては、篠塚さんは自信に満ちあふれていた。「NHKの番組には広告が入らないので、それが一番の強みです。われわれは視聴者に中断なしに日本選手が活躍する様子を伝えることが出来る。視聴者はみんなNHKを選ぶでしょう。」
○帰国土産は必ずマスコット「福娃」 
  篠塚さんは「五輪の競技施設は皆素晴らしい。ある施設は中国の特色を備え、またある施設は外観がユニークで、すべて名建築です」と語り、五輪競技施設の建設ぶりに賛辞を惜しまなかった。また、水立方(国家水泳センターの愛称、ウォーターキューブ)に対する親しみの情を言葉いっぱいに表し、「わたしは『水立方』が最も好きです。水のような外観は青の魅力にあふれています。外壁材料は日本から輸入されたもので、環境にも配慮されています」と話した。 
  さらに、篠塚さんは北京五輪のマスコット 「福娃(フーワー)」もお気に入りだという。「娘は福娃がとても好きです。特に貝貝(ベイベイ)が好きで、中国に来てから離さず持っています。福娃は日本でも人気で、中国に来た日本人は皆福娃を家族や親友への土産にしています。福娃がアニメ化されることを娘が知ったら、きっと喜ぶと思います」と人気振りを紹介した。毎日北京五輪に関するさまざまなことに接し、篠塚さんは「北京五輪には、全国で上も下も心を一つにして努力し、開催決定から準備に着手した。この点を見ても、北京五輪は大成功を収めるはず」と感じているという。 

  「人民網日本語版」 2007年8月24日



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